説明文では、わかりやすく話を進めるために、ことがらを比べてみているものが多い。例えば、日本の文化を説明するために外国の文化と較べる、とか、動物と人間の違い、昔にくらべて今は、などなど色々ある。対比、対立を通して考えるが、それも、問題文の全体が対比で語られている場合もあれば、部分で対比されている場合もある。また、たいていは対立している一方が良いと評価することが多いが、大学受験では表面的に価値が書かれていないものも少なくない。加えて、対立している部分は問題にもなりやすい。
較べることは人間の本性なのか生活でもよくやる。君の成績も平均と比べていいとか悪いとか言う。しかし、その比べる対象も、クラスの平均という狭いのもあれば、国際的平均もある。視野を広げるというのは、この比べる対象を広げてみることでもある。